疲れすぎて眠れない、その原因とは?
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疲れすぎて眠れない、その原因とは?
「疲れすぎて眠れないんです…」
-
カウンセリングに来られたかた
- トレーニングを始めたかた
両方からそのようなお話をされることがあります。
僕「初のトレーニング後はカラダの感じどうでしたか?」
お客様「筋肉痛になりました笑。それと…」
「どうかされましたか?」
「別にトレーニングのせいじゃないかもしれません。以前からたまにあるんですけど…『疲れすぎて眠れませんでした』」
↑↑こんな話の流れですね。
あなたは、疲れすぎて眠れないということありますか?
正直にお話をすると、僕にはこの感覚がわかりませんでした。
僕はトレーニングや運動をした日は、ほぼ毎回予定より早く落ちてしまいます笑
トレーニングしたらカラダが疲れるから「回復するために多く・早く睡眠をとろう」となるのがカラダの本質です。
僕がトレーニングした日に眠れないという経験は、学生で部活をやっている頃。
テスト休みなどで1週間くらい全く運動をせずに、復帰した日に張り切りすぎて部活の練習に加えてトレーニングまでガッツリこなしてしまい、夜には筋肉痛(というか軽い肉離れ?笑)がきて痛みで寝付けないということくらい…。(真似しないでください笑)
でも、お客様は別に『痛み』で寝付けないわけじゃありません。
というか、トレーニングを始める前から『疲れすぎて眠れない』という感覚がある。
「???」でした。
本音をいうと、上手いアドバイスなどはできていませんでした。
ですが最近の学びの中で、答えに近いところまでたどり着いたんじゃないかと思います。
眠れない原因は『自律神経』
これまで、あまり自律神経については語ってきませんでした。
トレーナーの役割というよりは、ヨガとか整体とかマッサージとかの専門分野だという思い込みがあったからです。
ですが
栄養・休息・運動というカラダを変えるための3本柱を扱うためには、やっぱり大事なんだと再認識しました。
自律神経について、あなたがどれくらい知っているかわかりませんので、なるべく噛み砕いていこうと思います。(分からないところはお気軽に質問していただけると嬉しいです。)
自律神経は大きく2つに分かれます。
これは聞いたことがあるかもしれません。
ただ、小難しく感じてしまいますよね。(私はそうです。)
なので、簡単に
◎交感神経は『やる気スイッチ』
◎副交感神経は『リラックスイッチ』
と考えましょう。
そうすると、睡眠にどちらが大切かはイメージできますか?
そう、『リラックスイッチ』です。
ということは、眠れないというのは、リラックスイッチがうまく働いていないとか、やる気スイッチが入ったまま、興奮してしまっていると考えられます。
このスイッチは脳からの命令で入れ替わるので、カラダの疲れと関係ない可能性があるんです。
よく「自律神経が乱れて…」というのは
①リラックスイッチに切り替えて寝たいのに、やる気スイッチがついたまま
②仕事でやる気スイッチをオンにしたいのに、リラックスイッチがついたままでぼーっとしてしまう
ということなんですね。
自律神経を乱すのは『ストレス』
あなたも実感がある・聞いたことがあると思いますが、自律神経を乱すのはやっぱりストレスです。
もしかしたら「疲れすぎて眠れない」という背景に
「今日の仕事で、イヤな上司に仕事押し付けられて、大変だったな…カラダ疲れちゃった…でも、本当にアイツ〜〜!!(イライライライラ…)」
というストレスを抱えた状態があったりするかも知れません。
そうすると、カラダの疲れとは関係なく『なかなか眠れない・眠りが浅い』ということが起きるんです。
さて、ここからがひとつポイントですが、実は運動もストレスのひとつになります。
『物理的ストレス』と言います。
ストレスというとさっきの例のような『精神的ストレス』が目立ちますけどね。
以前新型コロナウィルスについての記事を書きましたが「トレーニングが短期的にみると免疫力を落とす」と書いたのは、物理的ストレスによる影響です。
なので、トレーニングをされた方が「疲れすぎて眠れなかった…」と仰ったのは
今までしたことのない運動やトレーニングが『物理的ストレス』となって、自律神経を少し乱してしまい、やる気スイッチを入れっぱなしの状態にしてしまった。
と考えることができます。
もちろん、この物理的ストレスはトレーニングや運動を続けていくことで感じにくくなっていくので、1ヶ月もすると、そんなお話を聞かなくなります。
あなたの『眠れない理由』はなんでしょうか?
睡眠導入剤などのお薬に頼る前に、眠れない日の出来事やパターンを振り返ってみてはいかがでしょうか?
健康にとって非常に重要な『睡眠』が充実したものになりますように。
最後までお読みいただきありがとうございます。