健康と汗について解説してみた
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健康と汗について解説してみた
「汗で出て行くのは水分・塩分だけだと思ってない?」
前回はダイエットと汗の関係を解説しました。
詳しくは前回の記事をご覧いただければと思いますが、ざっくりと説明すると
- 汗の量はダイエット成功には比例しない
-
カラダを動かさなきゃ脂肪は減らない
ということです。
ですから、別にやりたくないのに暑い中での運動やら、わざわざ炎天下での運動はしなくてもいいんですよ。
サウナもダイエットには関係ありません。
さて『汗』といえば、暑い季節の死活問題になりつつあるのが『熱中症』です。
先日、お客様から
「熱中症対策にはやっぱり『スポーツドリンク』とか『塩飴』がいいんでしょうか?」
というご質問がありました。
僕の回答は
「別にスポーツドリンクでなくても構いません。塩飴でも完全な予防にはなりません。」
というものです。
熱中症も色々!その原因が実は…!?
『熱中症』とは体温の急上昇によるカラダの異常をいくつかまとめたものです。
症状でいうと
- カラダがぐったりする(熱疲労)
-
脚がつったりする(熱けいれん)
-
立ちくらみや失神(熱失神)
-
非常に危険な状態(熱射病)
となります。
この中で汗をたくさんかいた結果、起こるのは『熱疲労』と『熱けいれん』の2つです。
とっても危険な『熱射病』の危険が近づいていることを知らせる危険信号ですから、この段階で「汗をかきすぎてるな」と気付けるのはラッキーと言えます。
汗をかくと、カラダから『必要な栄養』が流れていってしまいます。
何だか、お分かりですか?
・水分
・塩分
この2つはすぐに出てきます。
そして『ミネラル』
このミネラルを摂るためにスポーツドリンクや塩飴という対策が出てくるわけです。
ただ、市販のスポーツドリンクは正直水分の吸収に時間がかかります。
しかも美味しく飲めるように、甘〜い糖質がたっぷり入っています。
いわゆる『必ず脂肪になる糖質』です。
そのため、世の中のイメージとはウラハラに、あまりオススメできるものではありません。
そして、必要な栄養としてなかなか出ないのが
『ビタミン』です。
ビタミンは(ミネラルも)いわばカラダの機能を正常にするための栄養ですから
それが汗と一緒にカラダの外に出て行ってしまうと、機能が狂ってしまうわけです。
それが疲労・けいれんという症状で現れます。
そのため「熱中症かな?」と思ったら
をカラダに取り入れる必要があるんですね。(大事なので大きく書きます。)
まあ、そもそも塩分はミネラルの1種ですね。
ちなみに…熱中症の時によく見る『点滴』中身はご飯を細か〜く分解した栄養『ブドウ糖』です。病院で「命を守るため」に必要だから使われる
ブドウ糖=ご飯
どうして制限する必要があるのでしょうか?
お医者さんの中にも糖質制限を推奨する方がいるのが本当に矛盾してるなーと謎です。)
先ほども書いた通り、市販のスポーツドリンクや経口補水液ではこれら全てを補うことはできません。
ですが、ビタミン・ミネラルをしっかり含んだドリンクもあります。
詳しくはカウンセリングやセッションの時に聞いてくださいね。
熱中症にならないための『予防策』
ここまでは「熱中症になってしまったら…」という話で進めてきました。
でも、ホントはぐったり感や脚がつることなんてない方が良いですよね?
そのための予防策です。
よく言われるのが「こまめに水分を摂ること」
まぁ…それは当たり前です。
それ以前に、とても大事なのが
日頃からの栄養摂取
です。
理由はお分かりですよね?
よく、夏場の熱中症特集なんかをみると
「朝食を食べていなかった」
という患者さんが多いです。
ダイエットでもそうなんですが
『朝食を食べないから』
→熱中症になりやすい
→太りやすい
わけではありません。
朝食を食べない人の多くが、あまり食生活に力を入れていない割合が高いため普段から栄養が十分ではないというのが事実です。
僕は基本3食食べる派ですが、栄養が本当に十分に取れるなら1食でも2食でも、5食でも良いと思っています。
大事なのは、繰り返しですが
カラダが栄養でたっぷり満たされていること
なんです。
ということで、一番の熱中症予防はしっかり食べて、栄養で満たすこととなります。
食事だけじゃカバーできない、ビタミン・ミネラルはサプリメントを使うことをオススメしています。
(ただし、これも市販のものは『必須栄養素』が入ってなかったりするので注意!!)
「サプリメントにお金使うなんて…」と言っている人ほど、病院にたくさんのお金を払っています。
『常に健康でいるため』に使うお金
不健康から『健康になるため』に使うお金
どっちが良いお金の使い方でしょうか?
あなたの『やりたいこと』や『夢』を実現するには、どっちが良い選択でしょうか?
僕は
-
辛い想いをしてから対策をする
-
やりたいことができない状態
はもうウンザリなので、毎日毎日ちょっとずつ健康でいるための努力をしてきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。