私が教師ではなくパーソナルトレーナーを選んだ理由
\ この記事を共有 /
私が教師ではなくパーソナルトレーナーを選んだ理由
仙台で活動中の『習慣・考え方のクセを上書きし健康的な美しさに導くアップデートトレーナー』佐竹拓哉(サタケタクヤ)です。
詳しいプロフィールはこちらから
今回は少し私のことを知っていただきたいと思い、いつもより真面目に(笑)記事を書いています。
お子さんをお持ちのあなたにはぜひ読んでいただきたい内容です。
はじめに
実は、私は体育教師になれる教員免許を持っています。
宮城教育大学を卒業しました。
卒業後、スポーツクラブのスタッフをしていた時には
- 「なんで学校で先生やってないんですか?」
- 「もったいなくない??」
- 「こんなところで働いてて悔しくないの?」
といろんなお客様に様々な意見をいただきました。
今はパーソナルトレーナーとしてお客様一人ひとりと接していますが、たまに同じように聞かれることがあります。
現実的なことを言うと、大学在学中に骨折をしてしまい、ちょうど体育の教員の採用試験を受けられなかったという出来事がありました。
ですがそれはただのきっかけ。
私はどのみちトレーニングの指導をするという、今の仕事を選んでいたんだと確信しています。
きっかけとなった教育実習
教職に就こうと思うと、あなたもご存知でおそらく中学生や高校生の時に立ち会った教育実習があります。
私も大学3年生の時に初めて中学生相手に教壇に立ち授業を行いました。…まぁ実際は体育館やグラウンドがほとんどですけどね。
体育の授業でカラダを動かしていても、保健の授業で教室で座って授業をしている時でも、いい子たちばかりで「あぁ、やっぱり教師っていい仕事だな…」と感じることができました。
実はどの実習でも、一緒に行った実習生の中で子どもたちの一番人気だったんですよ笑
そんな教師としてのやりがい、子どもが好きと確認できた教育実習でした。
しかし…自分の中では衝撃的な出来事も経験することにもなりました。
お昼ご飯の時間のことです。
私が実習に行った学校では、お昼がお弁当の学校でした。
私や他の実習生はコンビニで買ってきたお弁当を食べることが多かったと思います。
すると「先生、コンビニのご飯食べるんですか?」「先生、お弁当作ってくれる人いないの〜?」などと年頃の女子生徒からからかわれたりもします。
そんな会話の中、「先生、俺と一緒だね!」と言ってきた男子生徒がいました。
その子もコンビニで買ったお弁当だったんです。
母子家庭で育ち、お母さんの仕事の都合で毎日はお弁当を作ることができないという背景がありました。
私は始め衝撃を受けてドキッとしていましたが、その子があっけらかんとしていたのでそれ以上は特に心配することもありませんでした。
ですが、その子の家庭の事情が可愛く思えるくらいインパクトのある現実が待ち受けていました。
今度は違うグループと一緒にお昼を食べていた時のことです。
ひとりの女子生徒のお弁当に衝撃を受けました。
中学生の女子として考えても小さいサイズ(卵くらいの大きさでした)のおにぎりが一つ。そしてサラダとフルーツというお弁当だったんです。
今の私なら「バカチン!OLのランチかっ!」とツッコむと思います。(当時は「うわ、マジか…」という気持ちが彼女に伝わらないように必死でした)
話を聞くと、「お母さんと一緒にダイエットしてて、お弁当も気をつけてもらったんです」と言っていました。
当時ダイエットにそこまで興味はなかった私でしたが、本当に衝撃的だったのを覚えています。
まず『中学生の女子がダイエットをしている』事実。
ですが、これは僕には否定できません。
女の子は「いつでも、何歳でもキレイでいたい!」という思いを持っている、その気持ちも理解できるからです。
本当にマズイなと感じたのは、やっぱりお弁当の内容でした。
そして、そのお弁当を娘に持たせてしまうお母さんです。
そこから少し悶々と考えるようになりました。それくらいインパクトが強かったんです。
大学の講義で学校保健や子どもたちの健康について教わっても、その出来事ばかり思い出し『何が問題なのか』考えるようになりました。
その結果
- 間違ったダイエットの考えを代々受け継いでしまっている
- お母さんが『正しいダイエット』を知らないから止められない
という結論に到達しました。
解決するためには、教師になって生徒たちに健康や正しいダイエットの知識を教えるという手段もありました。
ですがそれではあまり効果的ではないというのもわかっていました。
子どもは身近な周りの大人を参考にして行動するということを、自分の経験を通して知っていたからです。
学校の授業で先生に教わって「スポーツ選手になりたい!」「看護師、保育士、パティシエになりたい!」と思うわけではありません。
今まで出会ったり・見てきた大人たちの姿が、子どもたちの行動に影響を与えるんだという確信がありました。
その中でもやっぱり親の影響は大きいはずなんです。
『親の背中を見て子は育つ』という言葉がありますよね。
私も父の姿を見て漠然としてではありましたが、教師という職業に興味を持ちました。
ダイエットでも同じことが言えます。
お母さんである、これからお母さんになるあなたがダイエットをしていれば、お子さん(大体は娘さんだと思いますが)はその姿を見ています。
「キレイになるためにはダイエットが必要なんだな…」そう思うかもしれません。
そこまでは可愛いものだと思います。
ですがカラダが出来上がる前からダイエットをしてしまうことは、はっきり言って危険以外の何物でもありません。
本来、成長の過程で身につくはずの筋肉がつかずに、代謝が低いことが当たり前になってしまうかもしれません。
代謝の低下が怖いのはあなたも身をもってご存知なのではないでしょうか?
『どれだけ食事の量を減らしても体重が変わらない、増えていく』というアレです。
一人前のカラダを作り上げる途中の成長期や思春期に女の子が無理なダイエットをすれば、そのせいで生理不順を起こしてしまう可能性も大いにあります。
ハッキリ言って子どもの頃は、太っているよりも、痩せすぎている方が危険なんです。
そんな時
あなたは大切な娘さんに正しい知識を教えてあげられますか?
お子さんを守ってあげられますか?
ただし、娘さんは説得するだけではすぐに「うん」とは言わないでしょう。
先ほども書いたように、憧れるものだけが目標として見えてしまっているんですから。
そして、説得して・怒ってやめるほど、子どもの心は単純じゃありませんよね?思春期であればなおさらです。
娘さんが無茶なダイエットをして健康を損なうのが不安なら、それを防ぐ一番効果的な方法。
それは、あなたが健康的に綺麗なカラダになっていく姿を、過程を見せてあげることです。
今年流行っては、翌年には消えていくような適当なダイエット法ではなく、本物のダイエットを知り・あなた自身が証人になることです。
あなたは自信を持って、お子さんにダイエット・健康の話ができますか?
パーソナルトレーナーとしての僕の野望
僕には野望が2つあります。
ひとつは子どもたちの幸せの土台・基盤になる、お母さん・これからお母さんになる方たちが、充実した人生を送れるようになること。
お母さんの幸せが直接子どもの幸せに結びつくと経験しました。
少なくとも私はお母さんが不幸せなのに幸せな子どもを知りません。
そのためにも
- 「履きたいのに、履けない…」
- 「痩せてキレイになりたいけど、食べられないのはツライ…」
- 「もっとアクティブに人生を楽しみたい!」
といった、お悩みの解決や希望を叶えるお手伝いをしています。
もうひとつは最近ずっと考えていることです。
今も既にそうですが、これからもきっと間違った『健康を損なうような』ダイエット・ボディメイクの情報が溢れてくるのは間違いありません。
私ひとりの小さな力ではこれらの危険な情報を無くす、止めることはできません。
私のトレーニングに来ていただいた方が、正しいダイエット知識を証人としてご家族・ご友人・大切な方に伝えてもらう。
日頃の食事にその知識を取り入れるようにしてもらうだけでも十分です。
そうして、今まで代々受け継いできてしまった考え方(私は『間違ったダイエット遺伝子』と呼んでいます)を断ち切りたい。
そんなご家族が少しずつでも増えていってほしいと願っています。
こんな経緯と想いから、これからもパーソナルトレーニングを通して『女性が健康的にキレイに、そして元気に』なっていただくため指導を続けていきます。
パーソナルトレーニングを通して、あなたの人生がより素晴らしいものなるように心から願っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。