「ダイエットには和食がイイ」という主張の中途半端さ
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「ダイエットには和食がイイ」という主張の中途半端さ
「ダイエットには和食がオススメ!」
「海外セレブの間でブーム!!」
ダイエットに関心があるあなたなら、一度は聞いたことがあるはずです。
ただ、僕はイヤな性格なので笑こういうことを聞くと、「ホント?」とツッコミを入れながら判断をします。
「和食にしてもカラダが全然変わらない!!」
と嘆く人が減るようにしたい!
「私は痩せられないんだ…」なんて自分を責める人を減らしたい!
カラダ作りのプロの目線で
『和食ダイエットで健康的に痩せる!やり方や成功の秘訣をご紹介』
などと語っている記事の、中途ハンパさをハッキリさせます。
後半では、僕なりの和食ダイエットの考えをプラス面・マイナス面の両方からお伝えします。
ハンパ和食ダイエットへのツッコミ
和食ダイエットを推奨するページに書かれいる主張の中で「?」と思ったものにツッコミを入れていきます。
ハンパその1『薄めの味付け』にする
濃い味は健康に良くないと言われていますし、白いご飯をもっと食べたくなるのでダイエットに逆効果。
はい。さっそく「和食カンケーないじゃん!」というツッコミを入れたくなるコツが書かれています。
洋食だろうが、中華だろうが薄めの味付けにすることはできます。
『濃い味は健康に良くないと言われていますし…』
↑主張の根拠がなくブレブレですね。
ハンパその2『丼より定食』を心がける
丼ぶりだとついついかき込んでしまうから、一気に食べると満腹中枢が刺激されずに空腹感を感じてしまいます。
定食を選んだところで、早食いの人は早食いです。
丼でもゆっくり食べる人はゆっくりです。
だから丼料理が否定されるいわれはありません。
ハンパその3『食べる順番』に気をつける
「指定された順番通りに食べることで、血糖値の上昇を防ぐ効果があるからです」
『食べ順ダイエット』は以前流行りました。
上の説明ですが、食べた後の胃の中は「食べた順番に野菜が土台で〜…」なんてなりません。
胃の中は常に動いているので、食べたそばからグチャグチャに混ざります。
これって結局は
「①野菜を食べて、②おかずを食べてある程度お腹を満たして③主食の炭水化物を食べましょう!」
という糖質制限のやり方の一種です。
健康にダイエットを成功させたいなら、ご飯などの主食・炭水化物・糖質は絶対必要!
ということについては以前、詳しく書いた記事がありますので、よければご覧ください。
『セレンダー流』和食ダイエットについて
さて、ココからは後半。
僕の主張です。
本当はもっといろいろありますが、今回はプラス面・マイナス面2つずつにします。
プラス面その1『食事』へ向ける意識
「和食を作ろう!」と思うこと自体が、食事に今までより多くの意識を向けることになります。
-
「どんな食材がいいかな?」
-
「どんな調理法がいいかな?」
そのように考え、調べることが、健康なダイエットのスタートラインに立つことにもなります。
プラス面その2『旨味』の満足感
これも、和食に限ったことではありませんが『ダシ・旨味』の文化をうまく使うことがオススメです。
薄い味付けというよりもダシを使った旨味に注目した料理にすることで、濃い味でなくても満足することができます。
マイナス面その1『煮物』に注意!
食べたものが脂肪になるかどうかは『何を食べるか』で決まります。
先ほど挙げたリンクの記事中でも説明していますが、日頃の食事で気をつけるとしたら
『砂糖』をどれだけ使うか(もちろん間食もね!)
というのが結果に直結するポイントです。
「和食はヘルシー」なんてイメージがありますが、煮物系は意外と砂糖をドバドバ使うんですよね。
僕は学生の頃、和食系の居酒屋でキッチンのアルバイトをしていましたが、砂糖を使う料理と、使う砂糖の量の多さに当時ですら驚きでした。
いくら野菜たっぷりの煮物にしても、砂糖をたっぷりまとっていたら脂肪は増えます。
砂糖を使う量を減らすか。(それこそ『旨味』でカバーしたり)
メニューを改めて考えるか。
太るかどうかは何を食べるかで決まります。
はっきり言って料理のジャンルは関係ありません。
マイナス面その2『継続』できるか?
「和食中心にしよう!」と気合いが入るのはイイことです。
ですがダイエットで一番大事なのは『続けること』
毎日和食でもレパートリーに困らないならイイですが、日々の献立に悩んでストレスを抱えるくらいなら洋食や中華、他のジャンルを取り入れた方がイイと思いますよ。
まとめ
「ダイエットには和食ですか?」
と聞かれたら、僕はハッキリと
「どうでもいいですよ。」
と答えます。
『和食だから痩せられる』というのは
ウソです。
『ダイエットのことを意識した上で、和食を選ぶ』から、うまくいくんです。
しつこくなりますが、和食以外だから太るんじゃなく
太るものを食べるから太る
太る食べ方をするから太る
というのを頭の片隅においていただければ嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。