ダイエットの理想はどっち?体重ダウン?サイズダウン?
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ダイエットの理想はどっち?体重ダウン?サイズダウン?
「今より〇〇kg体重を落としたいです。」
ダイエットを希望される方は、9割くらいこのような目標を話してくださいます。
僕、その度に聞くんですが
「体重って『いつ・ドコで』使います?」
いかがですか?
もしくは
「体重が目標まで落ちたら、どんなことをしたいですか?」
と聞きます。
「洋服が着られるようになりたいです。」
すかさず
「お洋服とか、パンツとか『体重制限』ってありましたっけ?」
イジワルな切り返しなのはわかってます。
でも僕が知っている限り、洋服や、パンツや、水着に『体重制限』はないはずです。
そもそも、僕たちのような一般の人が体重を気にするときなんて、健康診断くらいなものですよね?
「体重を落としたい」と言う目標と
「洋服やパンツを履きたい」と言う目的。
方向が違うことに気づいて欲しいです。
『体重=スタイル・細さ』が染み付いてしまっているかもしれませんが、ここで今回のタイトルです。
『体重が減って、今のサイズの服』
『今の体重のまま、2サイズダウン』
どちらかしか手に入らないとしたら、あなたはどっちを選びますか?
ハッキリ言います。
体重計に乗って表示される『体重』と言う数字に、大した意味なんかないんです。
小一時間で、頑張らなくても体重を落とす方法はありますよ。
『サウナ』です。
小一時間も出入りを繰り返してあげれば
2~3kgは簡単に落ちるんじゃないでしょうか?
それって、あなたが求める「痩せた!!」ってことですか?
『体重』に強くこだわっているうちは、あなたの求める理想の見た目は手に入りません。
そして「体重がみるみる落ちる!!」的な文章に踊らされ、ムダなお金を払わされ続けます。
女性が本当に求めるべきは理想の洋服が着られるようになる、カラダの『サイズ』であり
本当に落とすべきは余計についてしまっている『体脂肪』です。
体重=体脂肪というイメージも捨て去ってください。
体重はざっくり分けても
これらの重さを足したものです。
「体重が減った!うれし〜〜!!」
減っているのは、筋肉かもしれません。
→代謝が落ちてさらに太りやすくなる準備
→カラダを動かすのを自ら億劫にする準備
減っているのは、骨かもしれません。
→中がスカスカ、ちょっとしたショックで折れる『骨粗鬆症』の準備
減っているのは、内臓かもしれません。
→ウィルスが入ってきても殺せない、弱々しい消化液しか出せず病気にかかりやすくなる準備
→消化不良であまり栄養が摂れず、カラダを衰えさせていく準備
減っているのは、血液かもしれません。
→貧血になる準備
→栄養を運べずに新陳代謝が悪くなり、状態の悪い髪・お肌・爪を作る準備
あなたのダイエットは本当に
キレイになるために
健康になるために
繋がっていますか?
落ちた体重は『結果』であって体重を『目標』にすべきじゃない!!
-
①「体重が〇〇kg落ちました!!!」
- ②「体重を〇〇kg落とします!!!」
パーソナルトレーニングや、ダイエットでよく目にするこの2つの似ている表現。
僕的には②はアウトです。
①も「大部分が体脂肪で、これだけ落ちました。」と言う条件が付ついていて、初めてオッケーだと思ってます。
「余計な体脂肪が減った結果→体重が落ちました。」は素晴らしい結果ですよね!
先ほども書いた通り、体重が減ったのは『体脂肪・筋肉・骨・内臓・血液』が減ったということです。
この中で減ると良いのは余計な体脂肪だけです。
その体脂肪ですら、減らしていいデッドラインがあります。
「体重をこれだけ落とせますよ!!」と声高らかに言っているトレーナーは気がしれません。(そんなトレーナーいないと信じたい!!)
一体全体、何を減らされているのか、わかったもんじゃないですよ!!!
施設によっては使われている『体組成計』
体脂肪量(率)や筋肉量ばかりが注目されますが、ぜひ『除脂肪量』という項目にも注目してみてください。
除脂肪量は体脂肪以外の筋肉・骨・内臓・血液のことですから、大きく減ってたらあまりよろしくありません。(体重が落ちるのと共に若干は落ちます)
「筋肉量増えましたね!!」と前向きな感じで言われた時にも、除脂肪量をチェックです!!
除脂肪量が増えてなければ、筋肉の代わりに骨・内臓・血液が相対的に減ってるということです。
私も注意してますが、提供する側は『良いところだけ』を言うことが多いです。
細かいところまで、正しく・わかりやすく説明してくれるトレーナーになりたいですね。
思った以上にアチコチ話が飛んでしまいましたが…『健康』と『理想の見た目』を両立するための、はじめの一歩は
『体重=見た目』の信仰を捨て去ること
ですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。